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【blog】本屋大賞について

18/11/21

 

ふくたです。

色々ありまして1週飛んでしまいましたが皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

こう寒くなってきますと本当にラーメンが美味しくて現在マイブームがラーメンです。

ラーメン店を開拓してはラーメン+チャーハンという炭水化物コンボを懲りずに食す日々です。毎日食べたい。食べたくない日が無い。

しかも朝ドラがね、かなり大雑把に言うとラーメンの話ですからね。環境がラーメンですから。

もう抗いようがない、受け入れざるを得ない訳です。

…食べたくなってきましたね。

ラーメン店というと少年漫画を置いてあるイメージですが、最近は女性も入りやすい雰囲気のおしゃれなラーメン店も増えてきて、雑誌も置いてあったりします。

本好きとしては良い流れです。この流れに乗って文庫本も充実していってくれれば何よりです(?)。

 

さて、今回紹介したい本はこちらです。でーん。

 

蜜蜂と遠雷の表紙

 

恩田陸の蜜蜂と遠雷です。

映画化が決定し、最近キャストも発表され再び話題になっているので、タイトルくらいは知っている人も多いかと思います。

実はこちらの本、以前も話題になっていました。

というのも、前回の記事で紹介した直木賞と本屋大賞を史上初・W受賞したからなのです!

 

本屋大賞、皆さまどのような賞かご存知でしょうか。

「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。 また「本屋大賞」は発掘部門も設けます。この「発掘部門」は既刊本市場の活性化を狙ったもので、過去に出版された本のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと書店員が思った本を選びます。(以上、本屋大賞HPからの情報でした。)

要するに書店員さんが「とにかく読め!!!!!!」と推した本ということです。

 

こちらの蜜蜂と遠雷は2017年受賞作です。

直木賞もとってるし私が言うまでもなく面白いのですが、ゴリゴリの主観でこの本の良さを滔々と語っていきたいと思います。

 

まずあらすじです。

ピアノコンクールに出た男女4人の予選から本選までのお話です。

以上!!!!!!!

そう、かなりシンプルな内容なのです、が!めっちゃくちゃ面白いのです。

こちらを御覧ください。

 

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上下段構成でこの厚み。507ページあります。

活字慣れしていない人はウッとなるかもしれませんが心配いりません。面白すぎて1日で読み終わります。読みだしたら最後、夢中になって止まりません。

 

そうです、この本の良さは恩田陸の筆力にあります。

サックサク読める!!!!!!

ふくた実はピアノを幼少期から習っていたので多少はそちらの知識があるのですが、そういうの全然関係ないです。

まったく音楽に関する知識がなくてもサクサク読める本です。

ふくたの学生時代の音楽経験皆無・ゴリゴリスポーツマンだった友人も「なにこれ!すげえ!サクサク読める!めちゃくちゃ量あるのに!!!!!」と、感嘆の声を上げるほどです。

 

さらに読んでいるだけで音楽が聴こえてきます。これはまじです。音楽体験ができます。まじです。それほどまでにピアノ楽曲の情景描写が鬼良いです。(ほめてます)

少し本文からその描写を紹介したいと思います。

 

 

 

骨太でゆったりとしたーーーおおらかな、どっしりとしたーーーこれまでの亜夜のタッチとは違う。これまでの才気走った、先鋭的なものではなく、すべてを包みこむようなーーーそう、まるで大地のような。

母なる大地。

そんな言葉が突いて出た。

どこまでも続く地平線。駆けていく子供たち。遠くで手を広げて待っている誰か。生きとし生ける者が歩いていく大地。

胸の奥に青い草原がさあっと広がっていくような気がした。草の匂いを感じる。吹き渡る風に、夕餉の懐かしい匂い。

なんともいえぬ安心感。安堵感。何も心配する必要のない幼い頃に戻ったみたいに。

亜夜は、あの凄まじい「修羅」に満ちた風間塵のカデンツァを聴いて、それに応えた。自然が繰り返す殺戮や暴力に対して、それらをも受け止め飲みこんでしまう大地を描いている。それでもなおかつ新たな生命を生み出し、はぐくむことのできる大地を。(p.295)

 

 

ほんの一部分抜粋させてもらった部分ですが、このように音楽を文章で感じることができます。表現が素晴らしすぎて鳥肌が立つこともしばしばです。このような臨場感あふれる音楽体験ができる、というのはこの「蜜蜂と遠雷」の大きな魅力なのではないでしょうか。

さらに登場人物もみんな良い人で愛おしくて、感情移入してしまって胸が苦しいです…本当にアツい青春群像劇となっています!!!!!本当にアツいんです!!!!!!!

 

さらにもう一点、ふくたのお気に入りポイントがあるので紹介させていただきます。

それは本のおしゃれさ!

こちらを御覧ください。

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ブックカバーを外したところですが、あれに見えません?

そう!ピアノです!!!!!!!!

 

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表紙開けたらほとんどピアノ!!!!!

粋な計らいに涙が出ます。愛されて生まれてきたんだな…。

 

そしてこちら表紙あけたところです。

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風間塵という天才少年が登場人物で居るのですが、彼の恩師からのコンクールへの推薦状が載っています。

さらに

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目次もおしゃれで、コンクールのプログラムの仕様になっているのです!!!

これでしっかりコンクールを追体験できる、ということです…粋だな…

 

最後のページにも粋なページがあるのですが、それはネタバレになってしまうので控えます。(実際に読んで確認してみてください!)

 

映画公開の前にぜひ蜜蜂と遠雷を読みましょう!

ではではこのへんで…ドロン!

 

 

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